和食の弱点はここ!塩分過多を防ぐ減塩テクニック
みなさん、こんにちは!「みぞっちのカラダとココロのアップデート!」へようこそ!ブログ管理人のみぞっちです。
突然ですが、みなさんは「和食」と聞いてどんなイメージを持ちますか?「ヘルシー」「ユネスコ無形文化遺産にも登録されていて身体に良さそう」「長寿の秘訣!」といったポジティブな印象を持っている方がとても多いのではないでしょうか。
確かに、和食は栄養バランスに優れ、脂質が少なく、食物繊維もたっぷり摂れる素晴らしい食事スタイルです。しかし!実は和食には、健康面における最大にして唯一と言っても過言ではない「弱点」が存在します。
それが……「塩分過多(塩分の摂りすぎ)」です!
「えっ、味噌汁やお漬物って健康に良いんじゃないの?」「塩分ってそんなに気にしなきゃいけないの?」と思ったそこのあなた。今回は、科学的な根拠に基づきながら、和食に潜む塩分の落とし穴と、味を我慢せずに美味しく続けられる手軽な「減塩テクニック」を分かりやすく解説します!忙しい社会人や健康初心者の方も、今日からカラダとココロをしっかりアップデートしていきましょう!

1. 和食は本当に健康?意外と知らない「塩分過多」の落とし穴
なぜ和食は塩分が高くなりやすいのか?
和食の基本的な調味料を思い出してみてください。醤油、味噌、みりん、酒、塩、酢、砂糖などがありますよね。この中で味付けの決め手となるものの多くに、たっぷりの塩分が含まれています。
洋食や中華料理では、バターや油脂、香辛料、生クリームなどの脂肪分や風味を使って満足感を出すことが多いのですが、伝統的な和食は「ノンオイル」に近いヘルシーな料理が豊富です。その反面、「油脂に頼らない分、塩味(えんみ)で満足感やご飯の進む味付けを作ってきた」という歴史的背景があります。
さらに、日本の気候は湿気が多いため、食材を長持ちさせるための加工食品(梅干し、漬物、干物、塩辛、佃煮など)が発達しました。これら保存食文化の発展も、日本の食卓に塩分が多くなる大きな要因です。
日本人の1日の塩分摂取基準と現状
ここで、科学的・公的なデータを見てみましょう。厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1日あたりの塩分摂取目標量は以下のようになっています。
- 男性:7.5g 未満
- 女性:6.5g 未満
- 高血圧治療・予防目的(日本高血圧学会推称):6.0g 未満
- WHO(世界保健機関)のガイドライン:5.0g 未満
では、実際の日本人は毎日どれくらいの塩分を摂取しているのでしょうか?令和元年(2019年)国民健康・栄養調査の結果によると、日本人の平均塩分摂取量は1日あたり約10.1g(男性10.9g、女性9.3g)となっています。
つまり、私たちは知らず知らずのうちに、目標量よりも毎日3〜4g(WHO基準なら約2倍!)もの塩分をオーバーして摂取しているのが現実なのです!
塩分を取りすぎると体に何が起きるの?
「塩分を少し摂りすぎたところで、何か問題があるの?」と思うかもしれません。しかし、塩分の過剰摂取は、私たちのカラダに少しずつ、確実にダメージを与えていきます。
- 高血圧のリスが急増する
血液中のナトリウム(塩分)濃度が高くなると、体はその濃度を一定に保とうとして、水分を血液中に取り込みます。すると血液の全体量が増え、血管にかかる圧力(血圧)が高くなってしまいます。 - 見た目の敵!むくみ(浮腫)を引き起こす
塩分を摂りすぎると、体内に余計な水分の溜め込みが起こります。朝起きたときに顔がパンパンだったり、夕方に足がパンパンになったりするのは、前日の塩分過多が原因であるケースが非常に多いです。ダイエット中の方や美容に関心がある方にとっても、塩分コントロールは必須と言えます。 - 血管や腎臓に大きな負担がかかる
高血圧の状態が長く続くと、血管が硬くなる「動脈硬化」が進み、将来的に脳卒中や心筋梗塞といった命に関わる病気のリスクが高まります。また、塩分を体外へ排出するために休まず働き続ける「腎臓」にも大きな負担がかかってしまいます。

2. 普段の食卓に潜む!和食の「高塩分メニュー」ランキング
「自分は薄味好きだから大丈夫!」と思っている人でも、和食の定番メニューを組み合わせるだけであっという間に目標値を超えてしまうことがあります。私たちが日常的に食べている和食メニューに含まれる塩分量を具体的にチェックしてみましょう。
定番和食の塩分量をチェック!
以下は、一般的な和食料理1食に含まれる塩分量の目安です。(※調理法や量によって変動します)
- ラーメン(和風醤油・煮干し系):約5.5g〜7.0g(これ1杯で1日分!)
- きつねうどん・そば:約4.5g〜5.5g(汁を飲み干すと大変なことに)
- 焼き魚(塩サケ・ほっけなど):約2.0g〜3.0g
- 煮物(肉じゃが・筑前煮など):約2.0g〜2.5g
- 味噌汁(1杯):約1.2g〜1.5g
- たくあん(2〜3枚):約1.0g〜1.5g
- 醤油(大さじ1杯):約2.6g
「健康的だから大丈夫」は危険!隠れ高塩分食
特に注意したいのが、一見するとカラダに優しそうな「味噌汁」「煮物」「漬物」のトリプルコンボです。
例えば、朝食に「白いご飯、味噌汁(塩分1.5g)、塩サケ(塩分2.5g)、たくあん(塩分1.0g)」を食べたとしましょう。この朝食だけで合計5.0gの塩分を摂取することになり、女性の1日の目標量(6.5g)のほとんどを朝だけで使い切ってしまう計算になります。
和食は一品ひと品に少しずつ塩分が含まれているため、食卓全体の「トータル塩分量」が高くなりやすいという特徴があるのです。

3. 美味しさを諦めない!今日からできる手軽な「減塩テクニック5選」
「塩分を減らさなきゃいけないのは分かったけど、味が薄くてマズいご飯なんて食べたくない!」そう思いますよね。安心してください!「減塩=味気ない我慢の食事」というのは大きな勘違いです。
調理の工夫や食材の選び方を少し変えるだけで、美味しさや満足感はそのままに塩分だけをグッと減らすテクニックが存在します。ここでは、今日から誰でも試せる5つの実践テクニックをご紹介します!
① 出汁(だし)の「旨味(うまみ)」を極めて塩分カット
減塩の最大の味方は、日本が誇る世界の文化「出汁(だし)」です!
人間は「塩味」だけでなく、「旨味」「甘味」「酸味」「苦味」「油味」などを複合的に感じて「美味しい」と判断します。塩分(塩味)を減らした分、昆布や鰹節、煮干し、干し椎茸などの旨味成分(グルタミン酸やイノシン酸)をしっかり効かせることで、舌が感じる物足りなさを完全にカバーすることができます。
② 酸味(ポン酢・レモン・酢)と香辛料で味にメリハリをつける
塩分を減らすともう一つ有効なのが、舌を刺激する別の味覚や香りをプラスすることです。
- 酸味を足す:レモン果汁、すだち、かぼす、お酢、ポン酢などを料理にひと絞り・ひと振りする。酸味がアクセントになり、塩味が少なくても味が引き締まります。
- 香辛料・薬味を使う:唐辛子、ブラックペッパー、わさび、からし、生姜、ニンニク、大葉、ネギ、ミョウガなどを効かせる。香りが豊かになることで、満足感が劇的にアップします。
③ 醤油やソースは「かける」から「つける」へシフト
お刺身、目玉焼き、豆腐、とんかつを食べるとき、上から直接醤油やソースをドバッとかけていませんか?これは塩分過多の典型的な原因です。
食材の上からかけると、表面だけでなく全体に調味料が染み込んでしまい、必要以上の塩分を摂取することになります。小皿に醤油を少量出し、「ちょんとつけて食べる」習慣に変えるだけで、調味料の使用量を半分以下に抑えられます!
また、人間の舌は「一口目に触れた味」を強く認識する性質があります。食材の表面(舌に直接当たる部分)にだけ少し塩味をつける「表面調味料法」も非常に効果的です。
④ 汁物は「具だくさん&1日1杯」ルール
和食の中で特に塩分が高くなりやすい「汁物(味噌汁やすープ)」。減塩するために明日から味噌汁をやめる必要はありません。以下の2つのルールを守るだけでOKです!
- 汁を減らして「具だくさん」にする:野菜、キノコ、豆腐、海藻などを鉢から溢れるくらいたっぷり入れます。水分(汁)の絶対量が減るため、1杯あたりの塩分量を大幅に削減できます。さらに野菜の食物繊維も摂れて一石二鳥!
- 1日1杯までにする:毎食のように味噌汁を飲むと塩分が重なってしまいます。1日1杯、できれば朝食夕食のどちらか1回に留めるのがスマートです。
⑤ カリウムを多く含む食材で「余分な塩分を排出」する!
減塩というと「塩分を口に入れないこと」ばかりに目が行きがちですが、実は「摂りすぎてしまった塩分(ナトリウム)を体外へ追い出す」というアプローチも非常に重要です。
その鍵を握る栄養素が「カリウム」です。カリウムは体内でナトリウムとバランスを取り合い、余分なナトリウムを尿と一緒に体外へ排出してくれる働き(利尿作用・排泄促進)を持っています。
- 野菜類:ほうれん草、小松菜、アボカド、ブロッコリー、トマト
- 果物類:バナナ、キウイフルーツ、りんご、みかん
- 豆類・芋類:納豆、さつまいも、里芋、じゃがいも
- 海藻類:わかめ、ひじき、昆布
毎日の食事にこれらの食材を積極的にプラスして、塩分の排出をサポートしましょう!(※腎臓機能に障害がある方はカリウム制限が必要な場合があるため、医師にご相談ください。)

4. 忙しい社会人もOK!手軽に試せる「減塩おすすめレシピ&習慣」
「仕事や家事で忙しくて、イチから出汁をとる時間なんてないよ!」という働く社会人のみなさん、ご安心ください。手抜きをしつつ、賢く減塩できるアイデアをご紹介します。
5分で完成!「濃厚旨味の贅沢具だくさん減塩味噌汁」
忙しい朝でも夜でもサクッと作れる、満足度100%の減塩味噌汁レシピです。
【材料(2人分)】
- お好みの野菜(キャベツ、大根、玉ねぎなど):茶碗2杯分くらい
- きのこ(しめじ、舞茸など):1/2パック
- 油揚げまたは豆腐:適量
- 食塩無添加だしパック:1包
- 水:300ml(通常より少なめ)
- 味噌:大さじ1(通常の半分程度)
- 仕上げ用:ごま油少々、すりごま、七味唐辛子
【作り方】
- 鍋に水、食塩無添加だしパック、カットした野菜・きのこを入れて火にかけます。
- 野菜が柔らかくなったら火を止め、味噌(通常の半量)を溶き入れます。
- お椀に盛り付け、仕上げにごま油を1滴たらし、七味唐辛子やりすりごまを振って完成!
✨みぞっちポイント:食塩無添加だしの濃厚な旨味に加えて、ごま油の香ばしさと七味のピリッとした刺激が加わるため、味噌が通常の半分でも「物足りなさ」を全く感じません!具だくさんなのでお腹も大満足です。
市販の「減塩調味料」を賢く使うポイント
最近のスーパーには、「減塩醤油」「減塩味噌」「減塩ポン酢」など、技術の進歩によって非常に美味しい減塩調味料がたくさん並んでいます。
「減塩醤油って味が薄いんじゃないの?」と思われがちですが、近年の減塩醤油は、通常の醤油から塩分だけを約40〜50%カットし、旨味成分を残す特殊な製法で作られています。
いつもの調味料を「減塩タイプに買い替えるだけ」で、料理の手間を一切変えずに、日常の塩分摂取量を20〜30%も自動カットできます。忙しい人にこそ、絶対に試してほしい最強のハックです!

5. まとめ:和食の良さを活かしてカラダとココロをアップデートしよう!
今回は、和食の唯一の弱点である「塩分過多」と、それを克服するための手軽な減塩テクニックについて詳しくご紹介しました。最後に重要なポイントをおさらいしておきましょう!
- 和食はヘルシーだが、調味料や保存食の影響で塩分が高くなりがち。
- 日本人の平均塩分摂取量は約10.1gで、目標量(男性7.5g/女性6.5g未満)を大きく超えている。
- 塩分の摂りすぎは高血圧やむくみ、血管・腎臓への負担につながる。
- 減塩テク①:食塩無添加の出汁で「旨味」を強める。
- 減塩テク②:レモンの酸味や七味・生姜などの香辛料でメリハリを出す。
- 減塩テク③:醤油やソースは「かける」のではなく「つける」。
- 減塩テク④:汁物は「具だくさん&1日1杯」を徹底する。
- 減塩テク⑤:バナナやほうれん草など「カリウム」豊富な食材で余分な塩分を排出!
和食は、ユネスコ無形文化遺産にも登録されている日本の素晴らしい食文化です。栄養バランスが良く、低脂質で健康的という最高の強みを持っています。
だからこそ、今回ご紹介したちょっとした減塩テクニックを取り入れて「塩分過多」という弱点さえクリアできれば、和食はまさに「最強の健康食」へと進化します!
最初から完璧を目指す必要はありません。「今日のご飯は醤油をかけるじゃなくて付けてみよう」「味噌汁の具を増やすだけにしてみよう」といった小さな一歩から始めてみてください。
味覚はだいたい2週間程度で慣れてくると言われています。減塩を続けていくと、食材本来が持っている優しい甘みや旨味をより敏感に感じられるようになり、食事がもっと楽しくなりますよ!
美味しく楽しく減塩を実践して、あなたのカラダとココロを新しくアップデートしていきましょう!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

参考文献・情報ソース
- 厚生労働省:「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書(2019年)
- 厚生労働省:「令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要」(2020年)
- 日本高血圧学会:『高血圧治療ガイドライン2019』(2019年)
- World Health Organization (WHO): "Guideline: Sodium intake for adults and children" (2012)
- 安達洋恵 著:『美味しさを損なわない!減塩調理のコツとレシピ』(女子栄養大学出版部, 2021年)
- 厚生労働省 e-ヘルスネット:「高血圧と減塩」 https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/